11月17日(土)

しばしの日常生活です。

残り少ない日程。ツアーの相談をしてる人も見られます。

「寄港地翌日はのんびりデー」の記載とはうらはらに、「セビジャーナス(フラメンコ)」のレッスンが2回ある。スピーチフェスティバルの個人練習もある。それからウクレレの練習もある。そこそこ忙しい1日です。

8階窓際のスペース。ゆっくり歓談中の人や、読書してる姿も。

朝、「楽器練習広場」にウクレレとケーナ(おととい買ったばかり)を持って行きます。
最初は普通にウクレレの練習。
しばらくすると、いろんな場所でケーナを出して「スカー、スコー」と、音のない風切り音を出して練習しています。
いつしかケーナ組が集まり、「音、出ないねえ。」「いくらだった?」とおしゃべりが始まります。私が30ドルで買ったケーナと同じものを、ケース付きで10ドルで買って来た人がいて、ちょっと悔しい気分。でも、こっちは楽器専門の店で買ったから、吹き方のリーフレットもらったもんね。たったそれだけのアドバンテージも「よかったらコピーしていいよ。」「とりあえず写真撮らせて。」「うん。」という会話で消滅。

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麻雀コーナーは、大抵満員です。

船のあちこちで、「○○をいくらで買った。」「こっちは値切って○○ドルだった。」と値段の話で持ちきり。会話の中での結論は、「お土産は、商品を持って近寄ってくるおばさんあたりが一番安い。」ということ。自分としてはきちんとした店で買いたいと思うし、値段交渉もほとんどしないで買っちゃうタイプ。いわゆるカモです。今日話したおばちゃま方は、「値段交渉そのものが楽しいの。」ということ。

頼む、少しくらい高く買ってもいいから、誰かほんとの値段を教えてくれ。

ケーナの話に戻りましょう。
買った時にはちっとも鳴らなかったケーナが、今日は少しだけ鳴りました。
「ソ、ファ、ミ、レ」までです。
それも、「ソ」をだしてから反動をつけないと「レ」までたどりつきません。
まだまだ修行が必要です。

ケーナを吹いてたら、知らないおばさんから声をかけられました。
「ケーナ、吹けるんですか?」

「いえいえ、買ったばかりでまだ音がちゃんとでません。」
「私も昨日買ったんですけど、絵が描いてあるおもちゃみたいで、出すのはずかしくて。」
「大丈夫です。絵が書いてあるケーナ、さっき吹いてる人いましたよ。」
「じゃあ、私も明日持って来てみようかしら。」
「たいていこの辺で練習してますから、よかったら一緒にやりますか?」

明日以降、楽器広場はケーナが巨大な勢力になっているかもしれません。

今、夜10時です。

ついさっきまで、ケーナの音が聞こえました。

近くの部屋で練習している人がいるようです。

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